Saturday, April 3, 2010

この2月、パキスタンでは〔タリバン指導者たちの逮捕〕/ In Pakistan, last February..


オマール師の側近、カラチにて逮捕 (要旨、2/16, rediff.com)

 カラチ郊外で、Omar師の2番目の部下といわれるMullah Abdul Ghani BaradarがCIAとISIの隠密の合同作戦によって補足された。Baradar師とは、911以前にオサマビンラディンの側近であった人物だ。
 ─NYタイムズはBaradar師の逮捕が、タリバンの単眼の総帥オマール師を含む、他の有力なリーダーたちの逮捕につながることを、米高官たちが期待していると書いた。
 米国の撤退後のアフガン国内での影響力維持のために、ISI内部にはアフガンのタリバンに秘密裏に資金や物資を援助している者が居ると米国側は信じている。パキスタン国内で、タリバンの指導者たちが比較的自由に行動できることは、長年CIAとISIの摩擦の種となってきた。ISIはタリバンの指導者の所在を詳しく知っているのに、CIAにそれを明かさない、との苦情をCIAは申し立ててきた。インターポールによれば、Mullah Baradar は 1968にアフガニスタンの Oruzgan県Weetmak村で生まれた… (以下略)
http://news.rediff.com/report/2010/feb/16/mullah-omars-close-aide-captured-in-karachi.htm

バラダル師の逮捕:ISIとアフガンのタリバンのハネムーン時代は終わった─(2/17, rediff.com)

 専門家は、パキスタン政府とISIはCIAのBaradar師の逮捕を助けたことにより、オマール師の率いるアフガンのタリバンの信頼を失うだろうという(彼らはパキスタン軍によるTTP〔Tehrik-e-Taliban Pakistan〕とAl Qaedaへの攻撃を、常に批判してきた)Baradar師の逮捕は孤立した事件ではなく、パキスタン政府はこれまでに多くのタリバンの重要メンバーを逮捕し米国政府に引き渡してきた。しかしこの地域での国際的均衡は変化しつつあり、米国は「良いタリバン(穏健派)」との対話を進めると決めている。
 パキスタンの諜報機関と接触のあるBaradar師はカラチとやクエッタをしばしば訪れていた。(情報筋によれば)パキスタン政府は彼をオマール師に対するPawn手先として使い、原理主義者グループに亀裂をもたらそうと試みたが、その策略は失敗した─今回の逮捕はそのための結果だと考える専門家もいる。
 アフガンのタリバンは、元タリバンの大使であったザイーフ(Abdussalam Zaeef)を911の後にパキスタン政府が米国に引き渡したにも拘わらず、パキスタン政府に協力しつづけてきた。
 2003年にパキスタン政府はタリバンの閣僚Mullah Abdul Razzaqを逮捕したが、彼は2007年に逃亡に成功した。パキスタンの諜報機関はまた、旧タリバン政府の閣僚Mullah Obaidullah Akhundをも逮捕し、米国に引き渡した。
 2008年2月にパキスタンは自爆テロの教義を広めて恐れられるタリバンの司令官Dadullah Akhundの兄弟であるMansoor Dadullah司令官を、バルチスタンで他の5人のタリバンのメンバーと共に逮捕した…
http://news.rediff.com/report/2010/feb/17/baradar-arrest-the-isi-afghan-taliban-honeymoon-may-be-over.htm

パキスタン曰く:タリバンは'ハキムラは生きている'と繰り返す(2/10, rediff.com)

Hakimulla Mesudがカラチに治療のために向かう途中パンジャブ州で殺害されたとの報道に対し、パキスタンのタリバンTehrik-e-Taliban Pakistan (TTP) はHakimullahが治療や逃亡のためにトライバル・ベルトを出たことは一度もない、と否定した。

 先の報道ではHakimullahはカラチに行く途中、Multan市で殺害され、遺体はオラクザイ・エージェンシー(部族地域)に返されたとされた。しかし南ワジリスタンのLaddah地域を統率するタリバンのShamim司令官は(rediff.comに対し)、「Hakimullah Mesudは死んではおらず、部族エリアをでたこともない。“怪我をした”MesudがMultanを出て逮捕もされず、その遺体が同時にオラクザイに返されるなどということが何故ありえるだろう?」と述べた。
http://news.rediff.com/report/2010/feb/10/pakistan-taliban-reiterates-hakimullah-is-safe.htm

CIA長官、パキスタンでの秘密攻撃によりアル・カイダの土台はよろめいたと語る─ (3/18, Washington Post)

パキスタンの部族エリアにおけるアル・カイダへの激しい攻撃は、オサマ・ビンラディンと彼の高官たちをより深い隠遁に追いやり、彼らの高度な作戦の遂行を阻んだと、CIAのレオン・パネッタ長官は水曜日に語った─
…彼は、パキスタン政府との協同作戦の強化改善と、彼が「CIAの歴史上最も激烈な作戦」と呼ぶものが功を奏したと語り、それが「秘密の戦争」と呼ばれることを半ば公的に認めたといえる─
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2010/03/17/AR2010031702558.html?hpid=topnews

No comments: